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接地面積で考える枕やベッドマットレスの予算の組み方

接地面積で考える枕やベッドマットレスの予算の組み方

[カテゴリ] 枕関連
[更新日] 2022/2/23

【接地面積で考えるバランスの良い寝具選びの方法】

昨今、様々なタイプのまくらや敷布団・ベッドマットレスがいろいろなところで販売されていますが
お客様から受けるご質問の多くに『いろいろ有り過ぎてどれを選んだら良いものかそもそもわからない
といったご質問があります。

当店では日頃からお客様のお悩みとその度合い・必要性・価値観・ご予算等様々な情報をお聞きして
それに合わせたベストなお勧め商品をご提案させて頂いているわけですが、時にはご予算の都合上
妥協策を取り入れたり優先順位をつけて段階購入を提案したりという事もあります。
しかしこれはあらゆる製品情報が把握できていたり使用経過までを想定できる知識情報が十分でなければ
なかなか難しく正しい判断はできません。

そこで基本的な考え方、一応の目安となる単純明快なセルフ判断基準を参考にしていただければと思います。

『接地面積で考える枕とマットレスの選び方』です。
ここではバランスの取れた予算配分はどのように考えたらよいのか?
という事に焦点を絞った方法の一つとなります。

寝具の役割は体重・重力に対してどのように体を受け止めどのように姿勢を保てるのかという事です。
これが各々寝具の機能力の違いよって価格の差があるという事の要因の一つとなっております。
(安かろう良かろうは基本的にあり得ないという前提です)

個人個人の詳細な体型差などは小別として大別では日本人の体格は平均で7頭身などと言われております。
この図は頭身を示すものではありませんが、頭の先から首の付け根までの範囲を枕が接する範囲とした場合に
首の付け根から足先までは敷布団の接する範囲という事になります。
ちなみに体圧分布比率は(頭から首)8~10%(肩から足先)90~92%となります。

そうです。
もうお判りのように単純計算でこれを当てはめてご予算を組むとバランスの良い寝具選びができるのです。
(バランスの良い予算組もできる)これは当たり前のようですが案外と知られていませんし、
意外に出来ていないアンバランスな組み合わせをしている人が多いのです。

接地面積の割合からすると敷寝具は枕の5~6倍の価格という事になります。
これは単にビジュアルに理屈をつけて言っているようにも聞こえるかもしれませんが
様々な商品の機能性や耐久性それに伴う価格価値からしても妥当な価格と言える範囲に
順列適合してくるように思います。

枕を主体に考えても良いですし、敷寝具を主体に考えても良いですので
どのくらいの価格帯のものを買うべきか予算も組みやすくなるのではないでしょうか。
(いくら位までなら寝具にお金を掛けられるかは個人個人の価値観です)

バランスの良い機能効果 = バランスの良い予算配分
(価格に見合った無駄のない寝環境となります)

よくあるアンバランスな組み合わせは枕よりも安い敷寝具を使っているというものです。

人間は首から上が最も敏感ですので枕はよく気持ちが付きやすく、
関心も持たれやすいためこのようなケースに陥りがちなのだと思いますが、皆様いかがでしょうか?
ご自身の使っている寝具のバランスはどうなっていたのか?
今一度チェックしてみてください。