高級毛皮として知られていたムートンだが、近頃では決してそのようなイメージは薄くなってしまってきている。

なぜか？　

中国生産が主流になっているからだ。

単にムートンと言っても素材のランク・部位・加工法などによってその品質はまったく別物になるくらいの差がでてくる。

中国で作る意味は売価を安くするためだから当然良い部材は使わない。

極力安く上げなければ意味が無くなってしまうからだ。

20年前くらいから急激に減って行った国内の毛皮工場もいよいよ最終組だけになった。

最近は90％海外で作って最後の仕上げを日本でやり、日本製品ラベルをくっつけている。

食品に限らず日本の製品はあらゆる物がそうなってしまった。

純粋な日本製とはとても言えない、法の隙間をくっぐったセコイやり方だ。

私が知る限り、国内一貫加工している製品を出しているのはこの工場しか知らない。

国内唯一になってしまたのだろうか？時代が変わろうと、最後の最後まで諦めずに、できる限りの努力をして、貫いている人の姿は何回見てもカッコイイと思います。

次回は過去に一世風靡したアクリル毛布の純日本製品が作ることができる国内唯一となった工場を紹介します。

by　快眠アドバイヤー